2019/10/05 18:21
胸郭出口症候群について
胸郭出口症候群についてまとめてみました。
・胸郭出口症候群
・斜角筋(前斜角筋と中斜角筋)、第1肋骨、鎖骨で形成される胸郭出口およびその近くを通る腕神経叢、鎖骨下動・静脈の圧迫や伸張によって生じる上肢の痛みや痺れを有する疾患群。
・つり革につかまる時や洗濯物を干す時など腕を挙げる動作で腕、肩、肩甲骨周囲、前腕、手指といった部位に痛み、痺れといった症状や握力低下、細かい動作がしにくいなどの運動麻痺がでるようになってくる。
・20~30代の女性に多いとされているが、中高年の男性で筋肉質、怒り肩、首が短いといった体型で腕や首を動かす作業が多いと発症しやすいともいわれている。
◎腕神経叢がしめるつけられる(絞扼)部位によって3つに分類される。
胸郭出口症候群
①斜角筋症候群
②肋鎖症候群
③過外転症候群(小胸筋症候群)
2019/09/30 17:25
腰痛予防 ~ふくらはぎの奥にある筋肉~
2019/09/27 22:01
変形性股関節症について
変形性股関節症についてまとめてみました。
・変形性股関節症
股関節の軟骨が徐々にすり減っていき、骨も含めて関節が変形してくる。
最初は立ち上がりや歩き始めに痛みを感じるようになり、進行すると持続して痛む・夜間痛がでるなど徐々に痛みが増してくる症状がある。
日常動作では長い時間立っていたり歩くのがつらくなり、靴下が履きにくい・足の爪を切るのが大変・和式トイレでの姿勢や正座が困難になってくる。
≪原因≫
加齢による軟骨の変性や骨盤の臼蓋の形状が小さ過ぎるなどで、大腿骨の接続部分をきちんと覆っていない状態によって、股関節に違和感を生じる臼蓋形成不全が進行し発症するケースが日本人では多くみられる。
女性に多くみられるのも特徴である。
※ 日本人に多い理由 : 股関節は生後4ケ月くらいまでにできあがるのだが、昔の日本のおむつは今のような腿を広げてあてるのではなく、真っ直ぐな布で脚を伸ばしてあてていたので、脚の角度が浅く形成されてしまっていたという背景があるといわれている。
おむつが変わったことで今後は高齢者の変形性股関節症は減ってくるのではないかともいわれている。
◎変形性股関節症の進行
・前股関節症 - 股関節の変化がみられるが、関節軟骨はほぼ正常な状態
⇓
・初期 - 関節軟骨が徐々にすり減りわずかに隙間が狭くなるが痛みは少ない
⇓
・進行期 - 関節が明らかに狭くなり、骨棘が形成されたり骨の空洞(骨嚢胞)ができ痛みがでる
⇓
・末期 - 関節軟骨がほぼ失われ骨同士が接触するようになり激しい痛みがでる
2019/09/24 15:33
モートン病について
2019/09/21 17:29
ヘバーデン結節について
ヘバーデン結節についてまとめてみました。
・ヘバーデン結節
手指の人差し指から小指の第1関節(DIP関節)が赤く腫れたり、変形し曲がり痛みを伴うこともある症状で、指の動きが悪くなりものを掴みにくくなり、第1関節の近くに水ぶくれのような透き通ったでっぱり(ミューカスシスト、粘液嚢腫)ができることがある。
◎原因
・女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減少する更年期以降である40~60歳代の女性が多く発症する。
・遺伝性は証明されていないが、母や祖母がヘバーデン結節になっていると発症する傾向にある。