2019/09/21 17:29
ヘバーデン結節について
ヘバーデン結節についてまとめてみました。
・ヘバーデン結節
手指の人差し指から小指の第1関節(DIP関節)が赤く腫れたり、変形し曲がり痛みを伴うこともある症状で、指の動きが悪くなりものを掴みにくくなり、第1関節の近くに水ぶくれのような透き通ったでっぱり(ミューカスシスト、粘液嚢腫)ができることがある。
◎原因
・女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減少する更年期以降である40~60歳代の女性が多く発症する。
・遺伝性は証明されていないが、母や祖母がヘバーデン結節になっていると発症する傾向にある。
2019/09/18 10:16
シェーグレン症候群について
シェーグレン症候群についてまとめてみました。
・シェーグレン症候群
膠原病に属す疾患
・単独で発症する原発性シェーグレン症候群
・関節リウマチや全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎/多発性筋炎、強皮症などの膠原病と合併して発病する二次性シェーグレン症候群
以上の2分類ある。
男女比は、1:14 で女性が多い。ピークは50歳代だが、子供からお年寄りまで広く発症する。
涙腺、唾液腺をはじめとする全身の外分泌腺の傷害がおきることで、ドライアイやドライマウスといった乾燥症にもなる。
2019/09/17 20:51
外反母趾について
外反母趾ににつてまとめてみました。
・外反母趾
足の親指が “くの字” に曲がって人差し指の方に向くことで靴が履けなくなるだけでなく、悪化すると履いていなくても痛むようになり、歩くこともままならなくなることもある。
靴文化の長い欧米に比べ手術をする方はまだ少ないが、これから手術治療が必要になる方も増えてくるとみられている。
◎内的要因
遺伝(特に若年者)や偏平足、第1中足骨の内反などがある。
◎外的要因
幅の狭い靴による圧迫、体重の増加、筋力の低下などがある。
第1、第2中足骨の曲がっている角度(第1、2中足骨間角)と痛みなどによって分類される。
角度による分類
・正常 : 15度未満
・軽度 : 15~20度
・中等度: 20~40度
・重症 : 40度以上
男女比は、1:10と圧倒的に女性が多い。
その理由はハイヒールやパンストなど男性に比べて足に負担がかかりやすい装いであることや足の関節が柔らかいことがある。
運動療法には以下のようなものがあり、軽度までなら症状の悪化を抑制する効果があるといわれている。
・タオルギャザー体操 :床に広げたタオルを指でたぐり寄せる。
・グーパー体操 :両足の指をグーパーさせる。
・ホーマン体操 :親指にゴムをかけてかかとを付けたままつま先を広げる。
2019/09/10 00:56
ドケルバン病について
ドケルバン病についてまとめてみました。
・ドケルバン病
手首の腱鞘炎
親指を伸ばしたり広げたりする働きをする腱(長母指外転筋腱、短母指伸筋腱)が、それを包んでいる腱鞘との間に炎症をおこして発症する。
出産後や更年期の女性がホルモンバランスの変化によってやパソコン作業・美容師など親指をよく使う人に多く発症する。
手背(手の甲)に腫れや痛みがおこり、親指を曲げたり広げたりすると手首に痛みがでる。
○検査法:フィンケルスタインテスト
親指を握り込み、小指側に曲げた時(尺屈)に手首に痛みがあれば疑われる。
2019/09/09 11:28
ばね指(弾発指)について
ばね指(弾発指)についてまとめてみました。
・ばね指(弾発指)
指の曲げ伸ばしをするための腱と腱の浮き上がり押さえるトンネル状の靭帯性腱鞘の間で炎症がおこり、指を伸ばそうとすると カクン とばねのようにはじかれる現象を ばね指 という。
手掌側の親指や人差し指、中指の付け根などが痛むことが多く、そのまま使い続けていると指を曲げた時に激痛が走り曲げ伸ばしが自由にできなくなることもある。
※ばね指と似た症状に、軟骨がすり減ることで痛みや腫れがおき、放置してしまうとる変形性指関節症があるので注意する必要がある。