2020/03/11 23:28

◯◯から考える腰痛と腰痛予防 〜ファイアリングシークエンス編〜

ファイアリングシークエンスから考える腰痛と腰痛予防

“ファイアリングシークエンス”

初めて聞いたって方が多いと思いますが、 

簡単にいうと 「身体を動かす時の筋肉が活動される順番」 のことです。

 

人間の身体には約400の筋肉があります。

これらが正しく動くことで、身体をスムーズに動かすことができているのですが、この動きが狂うことによって気づかないうちに身体に負担がかかり、身体の不調の原因へとつながっていくのです。

 

例えば、

歩いている時に脚を後ろに蹴る(股関節の伸展)動作での正しいファイアリングシークエンスは、

太ももの裏(ハムストリングス) ⇒ 同側のお尻(大臀筋) ⇒ 反対側の腰(脊柱起立筋) ⇒ 同側の腰(脊柱起立筋) ⇒ 反対側の背(脊柱起立筋) ⇒ 同側の背(脊柱起立筋)

と ジグザグに働いているんです。

ファイアリングシークエンス.jpg

 

しかし疲労が溜まったりしてくると、太ももの横の筋肉(大腿二頭筋、大腿筋膜張筋)が硬くなり、膝が曲がり外に開く姿勢になることでお尻が活動ができない状態となってしまい、

太ももの裏 ⇒ 脊柱起立筋

とファイアリングシークエンスが崩れて活動することになり、お尻の筋肉や太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなってきてしまうのです。

そして股関節の動きも悪くなることで、腰が不安定に動き過ぎることになり腰痛となるのです。 

 

腰痛の原因は腰にはないんです!

腰痛の原因は股関節とその周りの筋肉(大臀筋、大腿四頭筋)にあるんですよ。

 

 

☆腰痛予防のストレッチ☆

 

○腰を前屈みにした時に腰痛がでる方

 この方はお尻の筋肉が硬くなっています!

①椅子に座り脚を4の字にする。

②背中が丸まらないように、みぞおちを前に出していきお尻の筋肉を伸ばしていく(10~30秒)。

③余裕がある方は膝を持ち上げ、更に伸ばしていく。

 

○腰を反らした時に腰痛がでる方

 この方は腿の前側が硬くなっています!

①床に座り片膝を曲げ外側に広げていく。

②腰を反らさないように、お腹を見ながら腿の前側を伸ばしていく(10~30秒)。

③余裕がある方は肘を床に付けるようにして、更に伸ばしていく。

 

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