2019/11/27 17:38

妊婦さんの腰痛

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妊婦さんの方も来院されていますが、ほとんどの方が腰痛で来院されます。
お腹が大きくなってくると、立ち姿勢もガニ股気味のが楽になるので、どうしても姿勢は崩れやすくなります。

これが腰痛になるきっかけとなるんです!
この姿勢が続くことで、お尻の奥にある小臀筋という筋肉が緊張してしまい、股関節を上手く支えられにくくなり不安定な状態になってしまいます。
そうすると腰と脚を結んでいる腸腰筋という筋肉の働きも鈍くなり、脚を上げたりという動きで腰の筋肉を余分に使わなくてはいけなくなるのです。

これによって最終的に腰に負担がかかり、結果として腰に痛みを感じさせているのです。

結果の場所ばかり揉んだりしても意味がありません。

そこまでの過程がどのようになっているのか、本当の原因がどこにあるのかを見極めてケアすることではじめて痛みに変化させることができるのです。

妊婦さんの腰痛の原因は小殿筋にも隠れていることが多いのです。
これが妊婦さんに腰痛が多くなる原因の1つです。
このように痛みを感じている場所と痛みの原因の場所は違います。
正しくケアして、あなたも痛みを原因から取っていきましょう!

12月の休みは、5日(木)、12日(木)、15日(日)、19日(木)、26日(木)、31日(火)
年末年始休暇は12月31日(火)〜1月3日(金)
となります。

よろしくお願いします。
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2019/11/19 10:20

痛みのメカニズムと原因

人間のカラダは約400の筋肉と206個の骨、200の関節で作られているのです。

知っていましたか?

 

これら1つ1つが正しく働くことで、カラダをスムーズに動かしているのです。

しかし何かのきっかけ(動きの癖、姿勢など)で働きが悪くなった部位ができると、そこをカバーするために他の部位が働くことでカラダをスムーズに動かしているのです。

そしてそのカバーした働きを他の部位がカバーをし、そのカバーした働きを他の部位がカバーをする・・・

と悪循環に陥るのです。

 

これが歪みです。

 

そして、この歪みをそのままにしておくことで関節の遊び(クッションの役割をはたす隙間)がなくなることで、痛みとして感じることになるのです。

 

これが痛みのメカニズムです。

 

痛みの原因は痛みを感じている部位にあるのではないのです。

本当の原因は最初に動きが悪くなった部位にあるのです。

あなたの腰痛の原因は足の指なのかもしれません!

痛みを感じている部位を揉んだりほぐしたりしても効果はないのです。

 

原因からしっかり良くして元気なカラダにしませんか?

2019/10/07 12:55

過外転症候群(小胸筋症候群)について

過外転症候群についてまとめてみました。

 

・過外転症候群

過外転症候群は腕神経叢の絞扼部位によって3つに分類される胸郭出口症候群の中の1つ。

 ※他の2つは斜角筋症候群と肋鎖症候群

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小胸筋の下や第1肋骨と鎖骨の隙間で鎖骨下動脈や鎖骨下静脈、腕神経叢が圧迫され、指先に血行障害、知覚障害をおこす。

長時間の頭上作業や上肢を頭の上にしての睡眠などによって、筋が伸張されることで誘発される。

徒手検査 : ライトテスト

肩関節を90°外転、90°外旋、肘関節90°屈曲位の時の橈骨動脈の拍動が減弱した場合、陽性とする。

2019/10/07 12:43

肋鎖症候群について

肋鎖症候群についてまとめてみました。

 

・肋鎖症候群

肋鎖症候群は腕神経叢の絞扼部位によって3つに分類される胸郭出口症候群の中の1つ。

 ※他の2つは斜角筋症候群と過外転症候群

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第1肋骨と鎖骨の隙間で腕神経叢、鎖骨下動脈、鎖骨下静脈、リンパ管が圧迫され、指先に知覚障害とチアノーゼをおこす。

胸を張って肩を後下方へ下げる姿勢で誘発される。

徒手検査 : エデンテスト

 両肩を後方に引いた時の橈骨動脈の拍動が減弱した場合、陽性とする。

2019/10/06 15:02

斜角筋症候群について

斜角筋症候群についてまとめてみました。

 

・斜角筋症候群

斜角筋症候群は腕神経叢の絞扼部位によって3つに分類される胸郭出口症候群の中の1つ。

 ※他の2つは肋鎖症候群と過外転症候群

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腕神経叢の絞扼に加え、鎖骨下動・静脈が関与していることもある。

 ※前方の斜角筋隙である胸鎖乳突筋と前斜角筋の間を鎖骨下静脈が通過し、後方の斜角筋隙の前斜角筋と中斜角筋の間から腕神経叢と鎖骨下動脈が出ている。

 

・手の薬指、小指に知覚異常や痛みが発症して握力も弱まる。
・長く肩を下げるような動作が続くと悪化しやすくなる。

 

徒手検査 : アドソンテスト

 頭を軽く上げ、症状のある側にできるだけ強く回旋させ、深く息を吸い込み・止めた時の橈骨動脈の拍動が減弱した場合 陽性とする。