2025/06/09 17:57
【梅雨時期に多いお悩み】低気圧と頭痛の本当の関係とは?
こんにちは
わたなべ整体の渡邉です。
梅雨の時期になると、「雨の前になると頭が痛くなる」「台風が近づくと決まって頭痛が起きる」といった声を多く聞くようになります。
こうした天候による不調、とくに低気圧と頭痛の関係について疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか?
実は、低気圧そのものが頭痛の直接的な原因とは限らないということをご存じでしょうか?
今回は、そんな意外なメカニズムと、頭痛をやわらげるためのヒントをご紹介します。
◆ 低気圧が頭痛の原因?医学的な裏付けは…
「雨の日は頭が重い」「低気圧のときに体調が崩れる」──こうした体験をされる方は非常に多いです。
しかし現在の医学的な見解では、低気圧が直接的に頭痛を引き起こす明確な証拠は見つかっていません。
とはいえ、低気圧が接近するとき、私たちの身体では次のような変化が起こりやすくなります。
- 自律神経の働きが乱れやすくなる
- 血管が拡張しやすくなる
- 筋肉が緊張しやすくなる
- 内耳の気圧センサーが敏感になる
これらの変化が「頭痛の引き金」になることはあります。
つまり、低気圧=直接の原因ではなく、低気圧=体内の変化を引き起こすスイッチだと考えた方が自然です。
◆ 実際の原因は「自律神経の乱れ」や「筋肉の緊張」
気圧の変化によって、身体の内側では微細なバランスの乱れが起こります。
とくに自律神経が過敏な方は、その影響を受けやすく、以下のような症状につながります。
- 血管が拡張して、ズキズキするような片頭痛
- 首・肩の筋肉がこわばり、緊張型の頭痛
つまり、本当の原因は「自律神経の乱れ」や「筋肉の緊張」であり、低気圧はあくまで“きっかけ”でしかないということです。
◆ 思い込みが引き起こす「ノセボ効果」とは?
もうひとつ注目すべきは、「思い込み」が症状を悪化させるケースです。
- 「また頭痛が出る気がする」
- 「天気が悪いから今日は調子が悪いかも」
こうしたネガティブな予測が、実際に頭痛などの不調を引き起こすことがあります。
これは「ノセボ効果」と呼ばれ、悪い思い込みが身体に悪影響を与える心理的な現象です。
気圧アプリを頻繁に確認して「また来るぞ」と構えてしまうことで、かえって身体が“その気”になってしまうことも。
精神面も含めたケアが重要になるゆえんです。
◆ 頭痛対策のポイントは「整えること」
気圧変化による頭痛を予防・軽減するためには、日頃から以下のような対策を意識することが大切です。
- 自律神経を整える生活習慣
(例:十分な睡眠・深呼吸・軽い運動など) - 首・肩の筋肉をケアする
こりにくい身体づくりが頭痛予防につながります。 - 「気圧のせい」と思い込みすぎない
気圧のチェックもほどほどに。情報過多にならないよう注意しましょう。
◆ 自宅でできる!簡単セルフケア3選
日々のケアとして、以下のような簡単なストレッチ・エクササイズを取り入れるのもおすすめです。
① 肩まわりの緊張をゆるめる「胸開きストレッチ」
- 壁の前に立ち、片手を肩の高さでまっすぐ壁につける
- 反対側に身体をひねり、胸を開くようにストレッチ
- 呼吸を止めず、左右30秒ずつ
→ 呼吸が深くなり、首~肩の緊張が和らぎます。
② 自律神経を整える「背中の呼吸」
- 仰向けになり、両膝を立ててリラックス
- 「背中が膨らむ」イメージで5秒吸い、7秒かけて吐く
- 朝晩に5呼吸ずつ
→ 自律神経が安定し、日常のストレスに強い身体づくりにつながります。
③ 首まわりをゆるめる「うつむきゆらし」
- 椅子に座って、あごを軽く引いてうつむく
- 首の力を抜き、左右に10回ゆっくりゆらす
- 肩に力が入らないよう注意
→ 首~後頭部の緊張をほぐし、頭痛の予防にも効果的です。
◆ まとめ:低気圧は“きっかけ”にすぎません
低気圧による頭痛は、「低気圧そのもの」ではなく、「それによって起こる身体や心の変化」が本当の原因です。
- 身体を整える生活習慣
- 思い込みに左右されない意識
- 簡単なセルフケアの継続
これらを日常に取り入れることで、梅雨や台風の時期も快適に過ごせるようになります。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
症状の背景にある「身体のバランス」や「生活習慣のクセ」などを一緒に見直していきましょう。
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