2021/12/02 23:40

肩こりとディープ・バックアーム・ライン(DBAL)

肩こりとディープ・バックアーム・ライン(DBAL)

こんにちは

わたなべ整体の渡邉です。

 

アナトミートレインは12のラインがありますが、今回はその中の1つである、DBALについてまとめてみました。

 

アナトミートレイン:筋肉を包んでいる膜(筋膜)は複数の筋肉をまたいで繋がっていて、筋肉を連鎖させる役割をしているラインをアナトミートレイン(筋筋膜経線)という。

 

・DBALの走行

体幹から上肢まで連結するラインは4つありますが、後面の深層を走るラインで、肩甲骨を停止部としている首と背中の筋肉から小指の手のひら側まで繋がっているライン

 

肩甲挙筋/菱形筋→棘上筋/棘下筋/小円筋→上腕三頭筋→尺骨骨膜→小指球筋群

 

DBALには肩のインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の4つのうちの3つ(棘上筋、棘下筋、小円筋)が含まれているので、肩の安定性を保つのに大切なラインです。

スマホ操作などで親指を使うことが多い生活をしていると、親指を優位に働く癖が強くなり小指側の働きが弱化することで、DBALへの刺激が弱まりインナーマッスルの働きも鈍くなってしまいます。

インナーマッスルの働きが鈍くなることで肩の安定性が得られなくなるので、力を発揮することに使われるアウターマッスル(大胸筋や三角筋など)で制御されるようになることで細やかな動きが出来づらくなり、肩こりだけでなく腱板断裂やインピンジメント症候群といった損傷にも繋がる可能性が高まってしまいます。

普段の生活でも小指側を使うようにしてみるのもケアになりますよ!

 

健康相談もお待ちしています。

 

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