2025/06/16 18:46
【ぎっくり腰】それ、“いきなり”じゃないかもしれません!
こんにちは
わたなべ整体の渡邉です。
季節の変わり目や忙しい時期になると
「ぎっくり腰で動けなくなった!」というご相談が増えてきます。
中には、「朝、顔を洗おうと前かがみになった瞬間に…」という方も。
特別な運動や重労働をしたわけでもないのに、なぜ突然ぎっくり腰になるのでしょうか?
今回はその原因と、ぎっくり腰を防ぐための身体作りについてお話ししていきます。
◆ ぎっくり腰は“いきなり”ではない
「突然なった」と思われがちなぎっくり腰ですが、実際には少しずつ蓄積された疲労やゆがみが限界を超えた結果です。
つまり、“ある日いきなり”ではなく、身体の中では徐々に準備が進んでいた、ということになります。
◆ よくある原因の例:
・デスクワークなどで同じ姿勢が続く
・運動不足による筋力の低下
・寒さや疲れによる血流の悪化
・睡眠不足・ストレスによる自律神経の乱れ
こういった状態が続くと、腰回りの筋肉や関節が「かたまった状態」に!
その状態で不意な動きをすると、一気に“限界突破”してしまうのです。
◆ そもそも「腰」だけの問題じゃない
ぎっくり腰というと「腰を痛めた」と考えがちですが、実は腰だけの問題ではありません。
影響しやすいのは…
・股関節の動きが悪い
・お尻や太ももの筋力が弱い
・骨盤や背骨のバランスが崩れている
・呼吸が浅く、腹圧がうまく使えていない
こういった要因が重なることで、腰にばかり負担が集中しやすくなります。
その結果、「腰を守るはずの周辺組織」がうまく働かず、ちょっとした動きでぎっくり腰を引き起こしてしまうのです。
◆ ぎっくり腰にならない身体作りのポイント
ぎっくり腰を防ぐには、腰以外の部分も含めて整えていくことが大切です。
1. 股関節をやわらかくする
股関節がかたいと、前かがみや立ち上がりなどの日常動作で腰が代わりに動くことになり、負担が集中します。
おすすめのエクササイズ:
・ヒップサークル(四つ這い)
→ 肩の真下に手、股関節の真下に膝を置き、膝で円を描くように大きく回します。左右5~10回ずつ。
・レッグスイング(前後・左右)
→ 壁や椅子などに手を添えて、片脚を前後、または左右に大きくスイング。各方向10回ずつ。
・モビリティ運動(キャット&カウ)
→ 四つ這いの姿勢で、背中を丸める→反らす動きを繰り返します。呼吸に合わせて10回。
2. 腹圧を使えるようにする
お腹まわりの筋肉が働かないと、腰の骨(腰椎)を支える力が不足します。
おすすめのエクササイズ:
・ドローイン
→ 仰向けで膝を立て、息を吐きながらお腹を薄くへこませてキープ。10秒×3セット。
・ブレーシング
→ ドローインとは逆に、お腹を膨らませたままグッと力を入れます。腰を反らさず10秒キープ×3セット。
・呼吸トレーニング
→ 鼻からゆっくり吸って、口から「フーッ」と長く吐きます。背中まで呼吸を入れる意識で5回。
3. 骨盤と背骨のバランスを整える
左右差や姿勢のゆがみがあると、片側ばかりに負担が偏ります。
おすすめのエクササイズ:
・片足立ち(目を閉じて行うのも効果的)
→ 姿勢をまっすぐにして、左右30秒ずつ。足裏や体幹をバランスよく使います。
・シングルレッグスタンディングリーチ
→ 片足立ちで、反対側の手を前方へスッと伸ばす動き。体幹と股関節の協調が鍛えられます。左右10回ずつ。
・整体での定期的な調整
→ 骨盤や背骨の動きをチェックし、必要に応じて微調整。日頃のクセや負担をリセットできます。
4. “動く習慣”をつける
どんなにストレッチや筋トレをしても、ずっと同じ姿勢をしていればぎっくり腰のリスクは高くなります。
意識したいポイント:
・30分に1回は立ち上がる
・スキマ時間に足踏みやつま先立ち
・エレベーターより階段を選ぶ
・テレビを見ながらストレッチ
小さな動きでも、「止まらない身体」を意識することが予防につながります。
◆ まとめ
ぎっくり腰は「突然起きる」ように見えて、実は身体からの“積もり積もったサイン”です。
・姿勢のクセ
・動かさない習慣
・筋力や柔軟性の低下
・呼吸の浅さやストレス
こういったものが静かに腰を追い詰めていき、ある日「限界」を迎えてしまう。
でも逆にいえば、普段から身体を整え、動かす習慣をつけていれば、ぎっくり腰は防げるのです。
あなたの身体が発している小さなサインに、気づいてあげられますように。
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