2019/10/06 15:02
斜角筋症候群について
斜角筋症候群についてまとめてみました。
・斜角筋症候群
斜角筋症候群は腕神経叢の絞扼部位によって3つに分類される胸郭出口症候群の中の1つ。
※他の2つは肋鎖症候群と過外転症候群
腕神経叢の絞扼に加え、鎖骨下動・静脈が関与していることもある。
※前方の斜角筋隙である胸鎖乳突筋と前斜角筋の間を鎖骨下静脈が通過し、後方の斜角筋隙の前斜角筋と中斜角筋の間から腕神経叢と鎖骨下動脈が出ている。
・手の薬指、小指に知覚異常や痛みが発症して握力も弱まる。
・長く肩を下げるような動作が続くと悪化しやすくなる。
徒手検査 : アドソンテスト
頭を軽く上げ、症状のある側にできるだけ強く回旋させ、深く息を吸い込み・止めた時の橈骨動脈の拍動が減弱した場合 陽性とする。