2025/09/02 11:03
手や腕のしびれ・だるさは“胸まわり”が原因かも?
こんにちは、中延にある「わたなべ整体」の渡邉です。
「手がジンジンする」
「腕を動かすとだるくなる」
「何もしていないのに手のしびれが気になる」
こうしたお悩み、実は整体でもよく相談を受けます。
一見すると腕や手の症状に見えますが、実は 胸まわりのかたさ や 首と肩のすきま が関係していることがあるんです。
◆しびれやだるさを招く日常習慣
次のような姿勢や生活習慣が積み重なると、腕につながる神経の流れがスムーズにいかなくなり、しびれやだるさにつながります。
- 長時間のスマホやパソコン作業
- 猫背気味の姿勢
- 肩が内巻きになっている
- 首や肩がガチガチにかたい
このような状態が続くと、神経が圧迫され「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」と呼ばれる症状につながることもあります。
◆手や腕に関係する神経とは?
手や腕のしびれには、主に次の神経が関係しています。
- 正中神経(せいちゅうしんけい)
手のひら、親指~中指に関係 - 尺骨神経(しゃっこつしんけい)
小指側の手・前腕に関係 - 橈骨神経(とうこつしんけい)
手の甲側や前腕の外側に関係
これらの神経は首から出て腕~手まで続く“ケーブル”のような存在です。
その通り道で筋肉や骨のすきまに邪魔されると、しびれや重だるさが出てきます。
◆神経が圧迫されやすい場所
特に影響しやすいのが次の2つの筋肉です。
- 斜角筋(しゃかくきん)
首の両側にある筋肉。かたくなると神経を圧迫しやすい。 - 小胸筋(しょうきょうきん)
肩の前から肋骨につながる筋肉。肩が前に入る姿勢でこわばりやすい。
これらが硬くなると、神経のすべりが悪くなり「ピリッ」とした刺激や「だるさ」を感じやすくなります。
◆神経をスムーズに動かすセルフケア
ここからは整体でもお伝えしているセルフケアを3つご紹介します。
いずれも 痛みが出ない範囲でやさしく 行ってください。
【1】正中神経の“滑走”ケア
- 肘を曲げ、手のひらを顔に向ける
- 肘を伸ばしながら手のひらを外に向ける
- 手首を反らし、指先を斜め下に伸ばす
- 目線も指先に合わせると効果的
👉 10回ほど、ビリビリしない範囲で。
【2】尺骨神経のケア
- 手の甲を上にして前にまっすぐ伸ばす
- 小指側を下に向けるように手首をねじる
- 首を逆側にゆっくり倒す
👉 違和感が出ない範囲で5~10回、1日1~2回。
【3】胸郭出口まわりのリリース
- 鎖骨のすぐ上を指でやさしく押さえる
- 首を横に倒したり、肩を回す
- 脇の前(小胸筋のエリア)に手を添え、肩を前後に動かす
👉 強く押さず、やさしいタッチでOK。
◆まとめ
手や腕のしびれ・だるさは、必ずしも「腕そのもの」が原因とは限りません。
首~胸まわりの状態や、神経がスムーズに動けるかどうかも大きく関わっています。
毎日数分でもセルフケアを取り入れ、自分の身体に目を向ける時間を作ってみてください。
それでも改善しない場合は、神経・筋肉・姿勢を総合的に整えることが大切です。
わたなべ整体では、こうしたしびれやだるさに対しても「神経・筋肉・姿勢の連動」を考えたケアを行っています。
お困りの方はお気軽にご相談ください。
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店舗名:わたなべ整体
施術者:渡邉 貴行(整体師/健康・運動アドバイザー)
所在地:東京都品川区豊町6-6-1 メゾンルトゥール1F
アクセス:都営浅草線・東急大井町線「中延駅」徒歩3分
営業時間:平日 9:00~21:00 / 土日祝 9:00~19:00
定休日:木曜日・第3日曜日
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