2018/10/10 13:12

乳酸=疲れではないです!

10月にも入り少しずつ身体を動かすには丁度良い季節になってきましたね!

 

夏の猛暑や最近の気候の不安定の影響か、身体をだるい・重いとご来院される方が増えています。

その中で出てくることがあるキーワードとして、“乳酸”があります。

でも、多くの方がこの乳酸について誤解されているんです。

 

「乳酸が溜まってきて疲れが取れないんです!」

「運動をやったので乳酸が溜まってる感じです!」

といったことをよく耳にします。

 

“乳酸 = 疲れ”

 

というのが多くの方の認識なんですね!

 

でも、これ実は間違いなんです。

 

乳酸は身体を動かすエネルギーを作る際に出る糖が分解されることでできる物質なので、運動をすることで身体に乳酸がどんどんと増え、長時間身体を動かすことができなくなっていくのです。

ここまでは皆さんも正しく理解しています。

しかし、これは一時期なもので、乳酸はいつまでも筋肉の中に溜まっているわけではないのです。

溜まってしまった乳酸は、他の筋肉に流されそこでエネルギー源として再利用されたり、心臓や脳のエネルギー源として使われるので、30分もすれば身体から消えてしまうのです。

 

消えてしまうわけですから、“乳酸 = 疲れ”  は成り立たなくなりますよね。

 

乳酸は疲労の原因物質ではなく、日常身体を動かすのに大切なエネルギー源なのです。

 

大切なエネルギー源である乳酸ですから、筋肉で再生されるだけでなく、肉や魚介類、ヨーグルト、お漬物などにも含まれてもいるので、普段の食事で知らずに摂取もしているんです。

 

 

これまで常識と思っていたことが、実は違っていたってことありますよね!

痛みのない元気な生活を続ける為にも、正しく身体を整えていきましょう。

乳酸は疲れの原因ではありません.jpg